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どうも国領民ですが仙川には自転車でいくいさみ編集局長です。甲州街道をつかって仙川に向かうワケですが、最後のフィナーレとして長い坂があるんですけども、その坂の丁度ほぼ登り切ったところに史跡があるようなんですねえ。「滝坂小学校発祥の地」なんだそうです。
私からすると滝坂小学校より多摩川小学校(出身)のほうが偉大なわけですが、とはいえ滝坂小学校に興味を持ったので調べてみました。

て、調べてみたら滝坂小学校ですが素敵なエピソードが詰まっていたようでした。ていうか滝坂小学校のHPにある「歴史ある学校」のページが手抜き過ぎると思うので、ちゃんと歴史ある立派な小学校なんだから説明くらい手間をケチらず書いとけばいいと思います!
(ちょうふ通信にしては珍しい批判ではありますが、歴史教育は大切です。先輩への感謝の心を持つことは思いやりの心を育てたり、生きる知恵を授けたり、心の誇りにより芯が強くなるものです)

滝坂小学校なんですが1872年に発布された学制令を発端とします。学制令はつまりすべての国民の教育水準を上げること、それによる国家の近代化を目的につくられたもので、今でいう義務教育的なものの始まりだと考えてください。

ただ、当時の日本は経済的に豊かといえるような国家ではまだありませんでしたので、子供は教育よりも農作業の手伝いだよねっていう家はかず多くあったわけです。

そんな決して豊かではない村の経済状況のなかでも、子供たちの未来と国家の未来を切り開くために、当時でいう入間村に学校を開こうと田辺正三と有志の人々が活躍し、元々あった清水琢三さんという方が「涵養学舎」という寺子屋をやっていたので、そこを改編することによって小学校にしたんだそうです。なんと生徒は200人もいたようです。
因みに現在の滝坂小学校の場所には明治15年に移転したそうですが、これもまた歴史ある話ですね。

日本はいま世界3位のGDPでありますが、これは確実に子孫の教育水準を高めようとした先人の努力の賜物だと思っています。ありがとう。ありがとう。

というわけで、滝坂小学校HPに歴史の説明書きをちゃんと追加することをお勧めします!

滝坂小学校 発祥の地
〒182-0005 東京都調布市東つつじケ丘1-14-14